「自分の命を大切にして下さい。他の人の命も大切にする事が出来ます」難病と闘う中学生が自らの体験をもとに語るメッセージが熱い!
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中学校2年生の山田倫太郎くん。彼は、心臓の左心室と右心室が分かれていない「フォンタン術後症候群(房室交差)」という1万4千人に1人の難病を抱えています。

腸からたんぱくが漏れる合併症もあり、点滴が欠かせない状態ではあるようですが、酸素吸入器を付けて学校にも通っている、明るくておしゃべりが大好きな男の子です。

そんな彼がとても憤っていることがあります。それは毎日のように報道される「自殺」のニュースです。
これは倫太郎君が中学校一年生の時に、自らの体験をもとに「命の尊さ」について書いた作文です。

同世代で悩んでいる人にはぜひ読んで頂きたいです。また大人が読んでも大きな気付きや、考えさせられる内容になっています。
以下が作文内容です。

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皆さんは命の尊さについて考えた事がありますか?

命はとても尊い物です。しかし最近、自殺のニュースをよく耳にします。僕はその度に怒っています。僕がこんな命の尊さについて考える理由は、四つあります。

第一に、僕は半分死んだ状態で生まれて来ました。けれど、主治医の安河内先生をはじめ、多くの人々に支えられて今まで生きる事が出来たからです。

例を挙げると、二才の頃、家で心肺停止状態になりました。

近くに居た母は人工呼吸、祖父は心臓マッサージ、祖母は救急車を呼んでくれました。救急車が来た時に、僕は息を吹き返しました。その後は近くの病院に運ばれて蘇生してもらい、子ども病院に運ばれ、元気になりました。小さい頃の事なので、はっきり覚えていないけど、家族はこの事を話す度に「大変だった」と言います。それほど人に支えられているのです。

第二に、僕も生きる為に頑張って来たからです。手術、リハビリ、水分制限、体重のコントロール等です。水分飲んでいい量が1リットル未満だった時もありました。その時は、氷や果物を食べて喉を潤していました。小さい頃は飲めないのが辛かったです。飲んで良い量が増えた時の喜びを今でも覚えています。

第三に、小学一年の冬に入院した時に、病棟の子が亡くなり、その時のその子の母親の声がとても悲しそうだったからです。

真夜中に急に遠くの病室からその子の母親の「もう少しでお父さんが来るからしっかりして」と言う声がしました。けれど、お父さんが来る前にその子は亡くなってしまいました。僕は、その後退院しましたが、今でもその出来事を覚えています。このように、自分が死ぬと、家族や周りの人が悲しみます。

第四に、母親が弟を身籠っている時、母親がとても大変だったからです。お腹が大きいので、靴下を履く事、ボタンを買う事が自分で出来ませんでした。僕は、母親に靴下を履かせてあげたり、ボタンを買ってあげたりとお手伝いをしました。母親のお手伝いを通して、僕を身籠っている時も、こんなに苦しいのに、これに耐えてくれたんだと思い、命を大切にしなければいけないんだと感じました。

皆さんのお母さんも、10ヶ月間こんなに苦しい思いをしても、皆さんに会いたいと思う一心で頑張ってくれたのです。そして、生まれてからも多くの人々に支えられて、今の自分があるのです。

けれど中には、「自分の命だから、自殺なんて自分の勝手」と考える人もいるでしょう。しかし、人間は一人一人が互いに支え合って生きています。自殺は周りの人を悲しませるのでいけません。以上の事から、自分の命を大切にして下さい。他の人の命も大切にする事が出来ます。

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いかがですか、とても深く突き刺さるものがありましたね・・

また、倫太郎君は自分の闘病生活の体験から「理想の医者」としての8か条を綴っています。
こちらもまた素晴らしい内容なので紹介します。

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倫太郎君の「理想の医者」8か条

①患者さんの家族、趣味など患者さんの生活全体を見て接しよう。

②患者さんは、誰もが自分の受ける治療や検査などに、不安を抱えている。しっかりわかりやすく説明してあげよう。

③患者さんは、いつ苦しみだすか分からない。大事なのは、その時に、君が患者さんの為にとっさに体が動かせるかだ。

④入院している患者さんにも、自分の生活がある。検査や治療は出来る限り患者さんの生活に合わせてやるべきだ。

⑤入院している患者さんにとって、ベッドは我が家のようなものだ。採血や問診に行くときは、人の家に行くような感じで行こう。

⑥患者や、患者の家族は、手術や検査の結果を心待ちにしている。終わったらすぐに知らせてあげよう。

⑦患者さんとの関係は、治療が終わればおしまいという訳ではない。

⑧医師はどんな状況でも諦めてはならない。思わぬ治療法があるかもしれないし、悪い状態は一時的なものかもしれないからだ。医師が絶望と思っても、患者さんや家族にとっては違うかもしれない。

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これを読んだ長野県立こども病院の循環器小児科部長・瀧聞浄宏さんは「医者のことをよく見ている。ハッとさせられた」と、

長年の倫太郎君の主治医は「彼の文章には生きることへの感謝と真摯な姿勢にあふれている。かみしめて読んでほしい」とコメントしています。

【引用元】
https://books.google.co.jp/
http://ameblo.jp/aloha-spirit-luana/entry-11980595578.html

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