「自信のない子」に育てていたのは実は親だった!? 子育てでやってはいけない4つのこと・・

 

自分に自信が無く、決断できない。自分の意思が薄く、他人の顔色を伺って行動する子。

わが子がそんな子に育ってしまうのは避けたいもの。ですが、ママ自身が知らず知らずのうちに子どもを自信のない子に育てているとしたら……

今回は子育てアドバイザーであるmicaさんが、これまでの経験を元に自信のない子を作ってしまうママのNG行動について説明していきます。

 

 

 

 

【自信のない子になってしまうかも?「ママのNG行動」4つ】

1)集中している遊びを途中で止める

子どもにとって何か夢中になれる、好きなことを最後までやりきったという経験は、ひとつの“成功体験”として記憶に残ります。

それが積み重なって「自分はやれば出来るんだ!」という自信に繋がるのです。

ですが、子どもが“成功体験”を経験できないうちに「もう片付けなさい」「ごはんだからおしまいよ!」と、途中で止めてしまっていませんか?

中途半端な経験ばかりが積み重なり、“自分はやりきることの出来ない人間なのだ”という思いを抱くようになってしまいますので要注意です。

 

 

2)子どもの行動を全て指示する

子どもが自分の意思で「やりたい!」と言い出す前に、「次はつみきをしたら?そろそろ片付けてから本を読みましょう。それからお風呂に入ったら、このパジャマに着替えてね。それからご飯を食べて、8時にはベッドに行くのよ」なんて具合に、やることをあれこれ指示してしまうのはやめましょう。

子どもは「どうせ考えても無駄だ」ということを悟り、考えることをやめ、誰かに指示されるのを待つようになったり、人の顔色を伺って行動するようになってしまいます。

 

 

3)悪いところではなく、人格を否定するように叱る

子どもが何かよくない行動をしたら、その行為だけではなく、「本当にあなたはいつもそういうことをする子ね」と人格を否定するような言葉で叱るのはやめましょう。

自分は良い人間ではないのだ、という思いを強く抱き、行動することに恐れを抱くようになってしまうでしょう。

 

 

4)何か出来たときだけ褒める

「絵が上手に描けたね」「問題が解けた、すごいね」「あの子よりも足が早かったね」などと、何かが出来たとき、人よりも秀でていたときだけ褒めたりしていませんか?

褒められると子どもは嬉しそうに見えて実は、不安を抱くようになります。

なぜなら、「自分は何でも出来ないとダメな子なのだ」と思うようになるからです。

大きくなって偏差値の高い学校に行っても、大きな会社に入っても、いっこうに自信が埋まらない大人になってしまいます。

 

 

 

【子どもの「自己肯定感」を育む為にできること】

micaさんに相談をしに来て下さる親御さんたちの中には、自己肯定感が高くない方もいらっしゃいます。

彼らが実の親からされたことがあると教えてくれた事柄の一部を、先程はNG行動として挙げてみました。

自己肯定感を育む為には、下記のように“逆の行動”を選ぶことを意識しましょう。

 

 

 

1)子どもが集中していたら、出来る限り放っておく

可能な限り、集中して遊んでいるときは放っておきましょう。ここで集中して結果を出せた時の小さな成功体験が、後から“大きなギフト”となって返って来るかもしれません。

 

 

2)選択肢を提示し、子どもが選べるように導く

可能なときは、選択肢を用意しましょう。約束事なども、子ども自身が選ぶと守りやすくなります。

 

 

3)悪いことをしたときは、その行動のみを叱る

「今のはよくないよ」と短く、低い声で叱るのがポイントです。ネチネチ・グダグダと怒るのはやめましょう。

 

 

4)成果ではなく、気持ちに共感する

子どもが何かを成し遂げたときは、まずは「どんな気持ち?」と気持ちを聞いてあげてください。

嬉しい・よかったなどの言葉が返って来たら、「あなたが嬉しそうで、ママも嬉しいよ」と共感するだけでいいのです。褒める必要はありません。

以上のように、自己肯定感の低さを自分の子へ受け継いでしまうようなNG行動は避けましょう。
 

 

また、親御さん自身の“自己肯定感”を育て直すことも大切です!

気付いたそのときが、育て直しのスタートですよ。

 

 

 

【引用元】

https://gunosy.com/

 

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