2019年に最愛の夫、和田誠さんを亡くされた料理愛好家の平野レミさん。
お笑いコンビ麒麟の川島さんがパーソナリティを務めるラジオに出演した際、番組で語った家族とのエピソードが感動をよんでいます。
大切な人を失い、心の支えがなくなり寂しさと戦っていた平野さん。
翌年の2020年、『徹子の部屋』に出演した平野さんは黒柳徹子さんへ「黒柳さんはどうしてます?心の支え」と質問。
すると徹子さんはこのように回答したのです。
仕方がないわね。でも、あなたさ、愛してもらったでしょ。和田さんに。
だからそれがあれば、一生涯、和田さんに愛してもらったっていうつもりで、生きていけばいいじゃない。
この言葉がずっと心に残っていた平野さんですがそこに含まれた意図をうまくつかめずにいたのだとか。
そこで、息子・和田唱さんの妻である、俳優の上野樹里さんに相談をすることに。
すると上野さんはこんな行動に・・・
私がさ、和田さんが亡くなっちゃって、心の支えがなくなっちゃって「さびしいよ、さびしいよ」っていってたの。
そしたら黒柳徹子さんが「愛し、愛されたことを、レミちゃんが持っていればいいじゃない」っていったんだけど、つかみどころがなくて。
「つかめないじゃん」って思って、それを樹里ちゃんにいったの。
上野樹里に「私なんかね、つかみどころがなくて」っていったら、(上野さんが)「唱さん、手を出して」っていったの。
「レミさんも手を出して。で、唱さん、手をグッと握って。レミさんの手を握って」っていったの。
それで、私の手をうちの唱がグッて握ってくれたの。その時に、なんか私は「ああ、ここに和田さんが半分入っていった」って思ったの。
息子とぎゅっと手を握りあうことを提案した上野さん。
これがきっかけで平野さんは「胸のつかえがストンと取れた」んだそう。
ネットでの反応は・・?
・ラジオを聴きながら、涙がこぼれた。
・平野さんは、本当に和田さんのことが大好きだったんだなあ。
・平野さんの、亡き夫に対する気持ちが、世界一素敵だと思う。
大切な人を失った寂しさはそうそう埋まるものではありませんが
寂しさを埋めてくれるのもまた、大切な人の存在。
上野さんはそれを理解した上で、温もりを感じられるような対応をしたのでしょう。
粋なはからい、とても素敵ですよね。
【引用元】