命に関わる病気の治療。
その判断はそれぞれの考えに委ねられますが、大事な判断となるだけに慎重に決めたいところ。
とある投稿者さんが遭遇した一人の患者さんのエピソードに考えさせられます・・・
私の患者さんにがんが見つかったため、外科に手術してもらった。
しかし、次の外来で話を聞くと、術後の抗がん剤を断りました、と。その理由は「友達がしんどいからやめとき」と言ったから、と。
私はどうしてそういう事になったのか患者さんに聞いた。— 筋肉博士Lumediaクラファン実施中!Takafumi Osaka (@muscle_penguin_) March 8, 2022
ー「抗がん剤はがんの専門家が勧めてくれたんでしょう?なぜ断るのですか?」
「友達がしんどいって言ったしな」
ー「友達は抗がん剤を受けたことは?」
「ないな」
ー「友達は何故抗がん剤がしんどいって知ってる?」
「誰かから聞いたんかな」
ーそんな不確かな情報で体の判断してもいいのですか?— 筋肉博士Lumediaクラファン実施中!Takafumi Osaka (@muscle_penguin_) March 8, 2022
「うーん」
ー「その友達が"インスリンはやめた方がいいしんどいから"と言ったらあなたはやめますか?」
「いいえや、やめへん。」
ー「それはどうして?」
「先生が必要やって言ってたからや」
ー「抗がん剤も同じ話では?」
「ホンマやな、ちょっとちゃんと話聞いてみるわ」— 筋肉博士Lumediaクラファン実施中!Takafumi Osaka (@muscle_penguin_) March 8, 2022
人間は、1万円損する事は1万円得する事の倍、損失を感じ、冷静な判断がしにくくなると言います。
これを行動経済学では損失回避バイアスと言います。薬の副作用に過剰になる理由はこれです。
丁寧にお話をすればわかってもらえる場合が多いので、十分な話はやはり重要だなと感じました。— 筋肉博士Lumediaクラファン実施中!Takafumi Osaka (@muscle_penguin_) March 8, 2022
Twitterでの反応は・・?
僕が会ったことある患者さんでもいました。イグザレルトという血液をサラサラにする大事な大事な薬を友達に危ないと言われたから飲んでないというおばあちゃん。その人の娘と私で説得してなんとか飲むことになりましたが、40日ぐらい勝手に服薬をやめており大変危険でした詰まったら誰が責任取るの?
— ToxicIKE (@IkeToxic) March 9, 2022
先生の患者さんへの説明が、すごく分かり易いです。
患者さんも納得されて何よりです。
勝手ながら、参考にさせて頂きます。— 遠藤はるお (@faxno1135) March 9, 2022
妻は抗がん剤治療で辛く苦しい思いをし再発し一年半に亡くなりました。父は癌の術後抗がん剤を断り今も再発なし。どちらが正解なんですか?
— もんすけ ゴルフが下手な禿げ (@ms03zaku01) March 9, 2022
不安や知識の不足から間違った判断をしてしまう方が一定数いる中、先生のようにちゃんと向き合ってくださる先生のおかげで医療不信にならず救われる方がいるのですね。ありがとうございます。
— ママを応援したい産後ケア整体師ケンモチダイチ (@akahigedaichi) March 9, 2022
結果論多いな
『やってみて上手く行く人もいる』それを運が悪かった人の意見に惑わされて上手く行く人も行かなかったら、なんのための医療なんかと。細胞を殺すのが抗がん剤だっけ?しんどくないわけないじゃん。— どうもこんにちは。ぽよぽよりんです。 (@xbrzTfXY9bF7dIs) March 9, 2022
わからないが故に誤った情報を信じてしまうこともありますよね。
もし先生が丁寧なヒヤリングをしてくれていなかったらこの患者さんの運命は変わっていたかもしれません。
ハッとさせられるエピソードでした。
【引用元】