雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ…
かの有名な文豪・宮沢賢治がつづった、この詩。教科書などで、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
「そういうものに わたしはなりたい」という文で終わるこの詩は、宮沢賢治にとっての『理想の姿』を表現していると言われています。
弟の詩「リア充にも負けず」
『リア充』…それは、恋人がいたり、友人との交流が盛んだったり、アクティブな趣味があったり…といった『リアルが充実している人』のこと。
そんなリア充とは対極の位置にいたらしい、さわわさん(@saa38888)の弟さん。学校の卒業文集で、こんな詩をつづりました。
『リア充にも負けず』
カップルにも負けず
クリスマスにも負けず
夏祭りにも 桜の切なさにも負けず
丈夫な心を持ち
嫉妬はなく
決して彼女の募集はせず
いつも一人で 耐えている東にクリスマスイルミネーションあれば
行って 一人で楽しみ
西に花火大会あれば
行って 一人で楽しみ
南に桜の美しい花見があれば
行って 一人で楽しみ
北に恋愛映画あれば
行って 一人で楽しみ切ないときは アニメを見て
楽しいときも アニメを見て
みんなに キモヲタと呼ばれほめられず
必要にもされず
そういう独身男性に
わたしはなりたくない
幸せになりたい
………なんて…悲しい詩だ…。
『雨ニモマケズ』のパロディ詩を作る課題が出され、この詩を提出した弟さん。
「そういうものに わたしはなりたい」と理想の姿を書いた宮沢賢治に対し、「そういう独身男性に わたしはなりたくない」と理想と反する姿を書いています。
Twitterでの反応は・・?
・無駄に文才あって笑った。
・これを卒業文集に載せられるなら、きっとリア充になれるさ…。
・あえて彼女を募集しないところに男気を感じる。
・最後の一文が心に刺さった。
ちなみに現在、弟さんのTwitterにはこのように書かれています。
宮沢賢治すまねぇ…。
弟さん、卒業おめでとうございます!そして新しい環境でもリア充に負けず、趣味を全力でエンジョイしてください!
【引用元】