こちらの1枚の写真。
生まれたばかりの赤ちゃんにカンガルーケアを施すお母さん。
新しい生命の誕生、そして親子の姿がとても感動的な一枚です。
しかし、この写真をズームアウトした瞬間。。
あなたもきっと言葉を失うでしょう。
米国フロリダ州に住む写真家、ケイト・マーリーさんの元に入った1本の仕事。
それは、妊娠中から出産までのマタニティ&バースフォトを撮ってほしい、というものでした。
日本でも近年撮影する人が増えたマタニティ&バースフォト。
アメリカでは至極一般的なメモリアルフォトプランの一つ。
しかし、今回の妊婦さんには他の人とは違った事情があったのです。
依頼をした女性は、なんと妊娠中に乳がんが発覚。
しかも、彼女のがんは既にステージ3。
母体の危険、そしてお腹の中にいる赤ちゃんの安全をぎりぎりの所で保ちながら
片方の乳房の全摘出手術を行い、更に化学療法を続けつつ妊娠を継続させていたのです。
そんな彼女が妊娠36週で挑んだ出産。
そこには沢山の危険が伴い、母子ともに健康で終えたことはまさに奇跡だったという。
生まれたばかりの息子を胸に抱き、涙が止まらない女性。
彼女は今も癌と闘いながら、育児に励んでいます。
この写真は瞬く間に拡散され、人々に大きな勇気と感動を与えたのです。
日本でも年々増え続けている乳がん。
無症状でも定期的に検診に行くことを日本対がん協会は強く進めています。
癌は早期発見が鍵。
コロナの感染拡大による医療崩壊はこうした癌などの早期発見を遅らせることにもつながります。
これ以上、悲しむ人が出ないためにも色々な角度から物事をみて今自分がすべきことを考えていきたいですね。
【引用元】