暑い日が続くと、がぶ飲みできる飲み物として「麦茶」が活躍しますよね。みなさんは、出し終わった使用済みの麦茶パックをどうしています?
もし、捨てているだけなら、もったいないかも!
麦茶は他のお茶とは違う特性を持っていて、色々なことに活用できるんです。麦茶の出がらは、生活のあらゆるシーンで役に立っちゃうスグレもの。
とくにキッチン周りでは大活躍!油汚れなどの悩みも、もしかしたら使い終わった麦茶パックが助けてくれるかも!
麦茶の素晴らしい特性とは?
お茶といえば一般的にはお茶っ葉から作られていますが、麦茶は原料が違います。麦茶の原料は、主に大麦の種子。
そのため、カフェインが含まれておらず、そのかわりにミネラル分が豊富。
また、麦茶を煮出すと、油膜のようなものができることはありませんか?その油膜は大麦由来のもの。つまり、麦茶には油分が残っています。
実は、この油がポイントです。
【油汚れが手軽に落とせる!】
石鹸もそうですが、油分があるのもは油を溶かす性質を持っています。そのため、油汚れなどを取り除くときに、使用済みの麦茶パックは便利。
使い方もとっても簡単で、ゴミ手袋や洗浄剤も不要!ほんの数分の掃除でさっぱりと汚れがとれてしまいます。
例えば、以下のような使いかたがオススメ。
1. フライパンの油汚れ
油を使った料理のあと、フライパンを麦茶の使い終わったパックでそっと撫でてから通常のように洗剤で洗います。
ごく簡単な油汚れなら、すっと汚れが落ちて気持ちが良いでよ。もちろん、お皿などの油汚れにもオススメです。
2. 排水口や生ごみ入れのヌメリ取り
暑い時期になると、排水口から漂う匂いが気になりますよね。
使用済みの麦茶パックを生ゴミ入れや排水口にポンと入れるだけで、気がついたころには匂いがなくなっているかも。
これは緑茶などにも同じような効果がありますが、最初からパックに入っている麦茶だからこそ、お手軽に使えて便利です。
3. シンクの掃除
シンクは、キメの細かいタワシで磨くと一見綺麗になりますが、たくさんの傷がついてしまいます。
柔らかいパックに入っている麦茶の出がらなら、汚れをやさしくからめとりながら、汚れを落としやすくしてくれます。
4. 部屋や庫内などの消臭
パックをやぶって中身を出して、それをフライパンなどで乾かして、部屋に置いておきます。焼肉のあとなどに行うと、匂いを軽減してくれます。
また、小皿などに入れて冷蔵庫に入れると、庫内の匂い消しに。ガーゼに包んで靴に入れてみるのも良いですね。
水分が多いとフライパンに焦げ付くので、電子レンジで軽く水気を飛ばしてから乾煎りするといいかも。
【気をつけたい3つのポイント】
こんな便利な麦茶の出がらパックですが、その使いかたにはちょっとしたコツがあります。ここでは、そのポイントを3つご紹介しますね。
1. 破れないように
メーカーによっては、麦茶パックの紙素材が柔らかいため破れやすいものも。紙が破れて掃除の手間が増えてしまうということにならないように。
2. カビないように
乾煎りしたり電子レンジで水分をとばして消臭に使用する場合は、水分が残っているとカビの原因になる可能性も。
しっかり乾燥させてから使ってください。
3. ひどい油汚れは難しい
油汚れに効果的な麦茶の出がらですが、さすがに過度なギトギト汚れには対応できない場合もあります。
Twitterでの反応は・・?
そう言えば母さんが麦茶パックでいろんなとこ掃除してた。油とか。めっっっちゃ綺麗に落ちるんだと。
— ジャスミン茶 固定把握願います (@jasmine_tea0219) 2016年6月14日
【裏ワザ】 油汚れしたお皿やフライパンを《煮出して捨てる麦茶パック》で拭くと結構油汚れが取れますよ…。
ちなみにシンクやガスコンロ鍋などにもok !です…。— sami ✯*・☪:.。 (@samii11111) 2013年2月17日
いかがでしたか?
昔の日本では、緑茶の出がらをかたく絞って畳の上にまいて、ほうきで掃いて掃除につかう方法がありました。
捨てるはずのものを利用する心は、日本の文化なのかもしれません。穏やかに効果を発揮するナチュラルな麦茶の活用術、ぜひお試しください。
強力な洗浄剤を使わないから環境にもやさしく、経済的にも助かりますよ。
【引用元】