家族で公園を訪れた女性。
すると迷子になっている女の子を発見し、声をかけたそうなのですが、引き渡したあと女性はあることに気づきゾッとしたと言います。
それがこちら・・・
今日、家族で近所にある大きめの公園に遊びに行ったんだけどさ、3人で楽しく遊んでたらさ、夫が突然、遠くを指さして、「あそこに迷子になってる子がいる」って言い出したのね。
指さす方を見たらさ、小さい女の子が、泣き叫びながら、自転車で爆走していたんだわ。— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
しばらく様子を見ていても、その女の子が誰かを見つける様子もなければ、誰かが女の子を探してる様子もない。周りには、家族連れが何組かいたんだけど、その子を気にとめてる人もいないようでさ、大丈夫かな〜、って思ってたらさ、なんと、その女の子、駐車場に向かって爆走して行ったではないか。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
ルイスは走り出した。わたしは100メートル23秒という驚異的なタイムを叩き出した鈍足の持ち主。それでも走った。ウサイン・ボルトより速く。
凄まじい形相で走って行ったらさ、女の子が駐車場から引き返してきたの。良かった、無事だった。わたしは、手を上げて、女の子に話しかけたのね。— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
「大丈夫?迷子なの?おうちの人と来たのかな?わたし、あっちで、家族と遊んでたんだけど、あなたが誰かを探してるように見えて、心配になって、話しかけちゃった」。
そしたら、女の子が、泣きながら、自分はお友だちと3人で遊びにきたんだけど、はぐれちゃったの、って話してくれたのね。— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
そうか!友だちとはぐれたんだな!じゃあ、一緒に探そうか!って言って、公園内をぐるりと周って、3周目に差し掛かったところで、無事、お友だちを発見できました。めでたしめでたし。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
ここからがちょっと怖い話なんだけどさ。見ず知らずの女の子と、公園内をぐるりと歩いていたのは時間にして10分程度。それっぽっちの時間で、わたしは、その女の子の、名前、学校、学年クラス、住んでる場所、お友だちの名前、学年クラス、という、個人情報を、図らずも、耳にしてしまったんだよ。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
わたしが、根掘り葉掘り聞いたわけじゃないんさ。せいぜい「何歳なの?」って聞いたくらいでさ。女の子も不安で必死で、そんな中で、わたしみたいに声かけてくれた大人がいて、ほっとしたんだろうね。自分のこと、お友だちのこと、一生懸命教えてくれたんだよ。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
女の子と、バイバイ!ってしたあと、わたしは思った。わたしが、悪い人じゃなくて、本当に良かった。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
もしさ、わたしが悪いこと考える人だったら、明日にでも、女の子に会うことができるんだよ。だって、学校も住んでるところも、わかるんだから。できてしまうんだよ。通学路で学校帰りを待っててさ、「あっ!奇遇だね!学校帰り?わたしのおうち、近くにあるんだ。遊びに来る?」って言えちゃうんだよ。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
自分で言ってて怖くなってきた。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
知らない大人についていかない、って、小さいうちから習うけど。知らない大人に頼らざるを得ない場面って絶対にあるわけでさ。そういうときに、子どもが自発的に大人を頼ることを求めるんじゃなくて、子どもが困ってるってことを察知して、善い大人が声掛けしてあげる、ってことが大事だと思いました。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
さっき夫と今日のことを話してて、夫が「地域で子育て、ってそういうことだよ」って言ってたのね。そうか、これが地域で子育てか。子どもが困ってるときに、不審者よりも早く、子どもに声をかけて、助けてあげる。これも立派な子育てだ。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
ちなみにわたしは、娘みてるのに必死で、女の子が泣き叫んでる声は聞こえてなかった。夫に言われなければ、たぶん、「大きな声ではしゃいでる子がいるなあ〜」程度にしか思わなかったと思う。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
男性が声をかけることについても・・・
子どもたちが安全に遊べるように、もっと広く、周りを見るようにしよう、って思った出来事でした。わたしが良い人で良かった。わたしは、今日、一人の女の子の命を救った。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 6, 2021
あまりの反響に恐れおののき、逃亡してました。わたしのツイートを見ていただいて、本当にありがとうございます。
世知辛い世の中だな、と思うのが、善良な男性が子どもへの声かけを戸惑われることだなと。夫も、「あの場面で自分が声を掛けたら、通報されるかもしれない」と言ってました。— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 7, 2021
もし、夫がひとりでいるときに、迷子を発見したら、近くにいる親子連れに助けを求めるか、誰もいなければ、声かけたその場から離れず、警察に通報しようか、と。ふたりで話し合い、どうすれば良いものかと、考えてました。ただ、絶対に目は離しちゃいけないね、と、それだけは守ろう、って決めました。
— 憂鬱なルイス (@louis_is_______) June 7, 2021
まさにハッとさせられる投稿です。
最近では困っている子供を見かけても声をかけて通報されたり、親から疑われることが怖くて声をかけることができないという大人も少なくないようです。
その場合は、そう思われないような状況をつくりつつ大人が工夫をして手を差し伸べたいですよね。
地域で子育てという風潮はどんどん薄れつつありますが、現代流の優しさを紡ぎ出していきたいものです。
【引用元】
https://twitter.com/louis_is_______/