2020年も残り僅かとなりました。年末年始と言えば、大掃除をしたりおせち料理を作ったり何かとあわただしい日が続きます。そんな慌ただしさに流されてなんとなくそれらをこなしていると、知らず知らずのうちに来年の運気を下げることになっているかもしれませんよ。
地域にもよりますが、様々なしきたりや風習に従って過ごすことも多いこの時期。ついついやってしまいがちだけど、実はNGとされている「年末年始のルール」をいくつかご紹介したいと思います。
【1】お賽銭を投げ入れるのはNG!
初詣へ行くと、お賽銭を入れお願い事をしますね。このお賽銭、「これだけお金を入れるから、このお願い事を叶えてね」という意味ではなく、「去年はお願い事を叶えてくれてありがとう」というお礼を込めて入れるものなのだそう。昔は金銭ではなくお米などをお供えしていました。
元日は神社もとても混雑しますから、早くお賽銭を入れたい!という気持ちになり遠くからお金を投げてしまう人もいるかも知れません。前の人に当たってしまうこともありますし、なによりせっかく神様へお礼を伝えに来たのですから、投げずにそっと入れたいですね。お作法的にもとてもスマートですよ。
【2】年始に掃除をすると福の神が逃げる?家事は最低限に済まそう
お正月は忙しく主婦にとってはとても大変な行事ですが、日持ちのするおせち料理を作り置きし、三が日は調理をせず休むようにという心づかいが元々はあったと言われています。
主婦が休む以外にも、火の神様と水の神様にも休んでいただくという意味もありますので、家事は最低限に済ませてのんびりお正月を過ごしたいですね。
また、年の初めには福の神様がお家にいらっしゃいますので、そんな日に掃除をしてしまうと、ホコリとともに神様を掃きだしてしまうことになりますので控えましょう。
【3】お正月の飾りは28日までに済ませるのがGOOD
しめ縄などのお正月飾りは忙しくついつい後回しにしてしまいがちですが、28日までに飾ることが理想的です。29日は「ニジュウク=二重苦」とも読めることから、この日にお餅などを用意することは縁起が悪いとされています。(地域によっては29="福"とするところもあるようです)
30日は旧暦の大晦日であり、30日、31日に飾りをすることは「一夜飾り」と言われ神様をお迎えするのに一夜では誠意に欠ける、または神様は31日の早朝に来られるので、その日の昼間にドタバタと飾りを出しても間に合わない、などと言われています。
このことからもお餅やしめ縄、松などのお正月飾りは28日までに出しておくのが良さそうですね。
【4】元日にお賽銭以外のお金を使うと、一年間出費がとまらない…
1月1日にお金を使うと、その年は「散財する年」「浪費する年」になると言われています。お賽銭やお守り、お札など神様に使うお金は問題ないそうですが、初詣の帰り道に買い食いをしたり、初売りセールでお金をたくさん使ってしまうと、もしかしたら一年間出費がとまらない…!なんてことになってしまうかもしれませんよ。
おめでたい気持ちになるとお財布も緩んでしまいがちですから、節約を意識つけるための言い伝えなのかもしれませんね。
いかがでしたか。知っておくと役に立つ、ちょっぴりユニークな年末年始のルールをご紹介しました。2020年を素敵に過ごせた人も、なんとなくツイていなかった人も、来年はもっと良い一年になるよう、年末年始の験(ゲン)担ぎに取り入れてみてはいかがでしょうか。
【引用元】