東日本大震災の当日、ロケで宮城県気仙沼市に訪れていたサンドウィッチマンのお二人。地震が起き、山に避難をして津波からなんとか逃れる事ができました。
その後、お二人の積極的な支援活動は世間でも話題になっていましたね。
積極的に被災地を訪れたり、お二人が開設した被災地への義援金口座『東北魂義援金』に募った寄付金は合計で4億2千万円を超えたと言います。
そんなお二人が数年前『ボクらの時代』に出演された際に、震災後変化した考え方や行動についてこんなことを話していました・・・
サンド伊達「好感度が高いとか…そういう好感度に苦しんでます。そんなにないですよ、好感度なんか。立派な人になる必要ないですから芸人は」
サンド伊達「どっちかって言ってたら好感度良い方が良いんですけど、その好感度のためにみたいな、そういう捉え方をされたりもするので、いやそんなこと全然してないですし、ね?」
サンド富澤「ちょっとだけですからね」
サンド伊達「してるか!やめてくれよ」
糸井重里「お笑いっていうことで気を使ったことはありますか?自分たちが」
サンド伊達「今だから言えることだと、実は僕らのネタって『死ぬ』っていう単語が結構出てくるんですよ。それ、やめましたね。やっぱそれ簡単に出せないなっていうか。ここの中でもそれを言いたくなかったっていうのが…」
さらに人と会う約束をするときも・・・
サンド伊達「僕なんかは友達とかとじゃあ今度メシ行こうねなんていう、いつ行くかわからないような約束するじゃないですか?今度会おうね、みたいな。そういうときは必ず会うようにするようになりました。なんかそういうのないですか?」
サンド富澤「また今度いつかじゃなく」
サンド伊達「会えなくなるような気がして。何があるかわからないじゃないですか。だから東北は同窓会が異常に増えたみたいです。」
糸井重里「それ無意識でしたね。僕もやるかやらないかわからないときはやるで決めてますね。」
サンド伊達「あとはなんかこう常に危機感というか、それはありますね。明日があるかどうかわからない。悔いなく生きようって毎日思ってますね。」
お二人のお話は本当にハッとさせられる事が多いというか、考えさせられる事ばかりですね。
日々ぼんやりと後悔しないように生きようと思っていても、いざ死と向き合った事がないと本当の意味での危機感を持つのは難しいのかもしれません。
しかし、明日どうなるかというのは誰しも保証がないんですよね・・・
改めて、自分が発する言葉や大切な人との時間について考えてみてはいかがでしょうか。
【引用元】