世の中には、それっぽく見えて実はとんでもない行為が行われていることがあります。
とある獣医師さんが診察中に怒鳴りそうになったという衝撃のエピソードが話題です。
これはもし間違って正しいことだと思っている人がいたら今すぐに考えを改めて欲しいです・・・
診察中にキレそうになりました。
飼い主「世話している複数の外猫には経口避妊薬を飲ましている」
「は?」
飼い主「愛護団体から買った海外輸入の人用経口避妊薬を10分の1飲ましている」
「法律に抵触する可能性があります。効果も期待できませんし、副作用がでたらそれは人為的な虐待です。」— Tally-hoモルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
飼い主「いやそれはサクラ耳の団体に言われて…」
「違法の可能性があり、虐待の可能性もあります」
飼い主「じゃあどうすれば避妊できるんですか?」
「避妊去勢手術」飼い主の理解度とリテラシーが低すぎるのも問題だし、愛護団体もクソだし…
診察中に怒鳴りそうになってしまいました。— Tally-hoモルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
ひどい・・・。
さらに投稿者さんはこう続けています。
勘違いされている方も多いですが、人用の薬を使うこと=虐待ではありません。
動物用医薬品は種類が少なく、治療に必要で有れば獣医師の判断の元で人の医薬品を用いることが出来ます。
実際に動物病院で処方する薬の大部分は人用の医薬品です。— Tally-hoモルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
問題は人と動物の生理薬理は異なっているため、正しく使用するには獣医師の判断が必要だということです。
専門家である獣医師を介さずに無資格の人間が薬を処方、販売していることが問題なのです。— Tally-hoモルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
この場合人の経口避妊薬を猫に用いることは薬の効果は「期待できず」「副作用だけが発現する」可能性があります。
無資格の知識のない人間が間違った処方投薬を行うのは、毒を与えるのと同義であり、専門家である獣医師にとっては許容出来ない問題なのです。— Tally-hoモルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
同根の問題は多く、「ブリーダーによる予防薬販売」「ショップや一部の動物病院による予防薬や動物用医薬品の無診察ネット販売」「特定の病気の時に用いる処方食のネット販売」などは心ある獣医師のからは忌避される行為です。
— Tally-hoモルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
Twitterでの反応は・・?
しょ、衝撃的( ̄▽ ̄;)
ペットを飼うときは、最低限は飼育本を読んで勉強してほしい。
そんなひどい団体、見聞きしたこともないです。一体、どちらの団体さんなんでしょうか— nekobaka (@nene69970754) February 11, 2021
違う生き物ということを理解してない飼い主多すぎる…。
こないだ、「おやつよ〜」って犬にチョコあげようとする人に、静かにキレた覚えが(笑)— 朝焼 (@dJpHpi5DZ0s5Xo0) February 12, 2021
本当に衝撃です。
しかも厄介なのは愛護団体が推奨しているということ。
何も知らない人は信じてしまう人も少なくないでしょう・・・
こういった内容のことは専門家にしっかりと確かめてからというのがやはり大切ですね。
【引用元】