アメリカのテネシー州に住むエイミー・ベス・ガードナーさんは12歳の娘さんを持つお母さん。
9月から日本の中学校に通う娘に贈ったアドバイスが「とてもためになる」と話題になっています。
【歯磨き粉に込めた想いとは?】
中学校への入学を控えたある日、エイミーさんは娘にこんなこと言いました。
「このお皿に、この歯磨き粉をいっぱい出してみて」
ちょっと不思議に思いながらも、言われるがままに歯磨き粉をお皿に出す娘さん。
お皿にこんもりと盛られた歯磨き粉を見て満足そうなエイミーさんは、続けて娘にこうリクエストします。
「じゃあ、次はこのお皿に出された歯磨き粉をチューブに戻してみて」
???
無理もありません。一度出し切ってしまった歯磨き粉をチューブに戻すことなどできないからです。
娘さんは「そんなの無理よ」とエイミーさんに伝えます。
すると、エイミーさんは「なぜこんなことをやらせたのか」の真意を語り出します。
「よく覚えておいて。
このお皿の上の状態が、あなたの今後の人生になるの」「あなたはもうスグ中学生になるわ。 だから自分の発言に責任を持たなければいけないわ」
「あなたがこれから先、成長すればするほど、あなたは言葉で相手を傷つけたり、侮辱したりする機会を得るわ。
もちろん、反対にあなたが言葉で相手を癒したり、尊敬の念を示したり、誰かに愛情を伝えることもできる。
時には言葉の使い方を間違ってしまうこともあるの」「でも、この歯磨き粉のように一度口から出た言葉は、もう心の中に戻すことはできない」
「だから言葉を発する時には慎重に、思慮深くならなければダメ。
あなたが発する言葉であなたの人生が決まると言っても過言ではないわ」「あなたは優しさと思いやり、人を哀れむ気持ちを持った良い娘よ。
だから、どうか言葉の使い方を間違わず、誰かがあなたを必要としていたら迷わず優しく接してあげて。
あなたにはそれができるのだから」
エイミーさんは娘さんに言葉の重要性を知ってほしかったそうです。
小学生のうちは「うっかり口にしてしまった言葉」を周囲の人が許してくれるかもしれない。でも中学生になり、大人として扱われるようになれば、間違って発した言葉を許してくれないかもしれない
そんな想いから、なるべく娘さんの印象に残るような方法で、言葉の大切さを伝えたのだと言います。
この投稿を見た多くの人たちから、エイミーさんに対する称賛の声が上がっています。
・とても良い例え話。きっと娘さんにも伝わってるはず
・私にも10歳の娘がいるの。子育ての参考になったわ!
娘さんの言葉が歯磨き粉ならば、お母さんの言葉もまた歯磨き粉です。
出し方さえ間違えなければ、とても役に立つ歯磨き粉のように、きっと娘さんの心にはお母さんの言葉がしっかりと届いたのではないでしょうか。
【引用元】