父の日に『お父さんに向けた手紙』を駅に広告として出稿した男性。→内容に涙溢れる・・・

感謝の気持ちを伝える日である父の日。

プレゼントを送った人も多いことでしょう。

そんな父の日に、駅の広告として手紙を送った男性。

その内容に胸がいっぱいになります・・

 

 


 

おい親父、上場するから、あと3年生きてくれ。

親父が亡くなる2日前の病室で口走った言葉だけど、覚えてるかな?

とにかく長く生きてほしかったんだけど、ごめん、じつはあの時、上場するなんて少しも考えてなかったんだ。

どうやら俺は、いきなりヘンなとこに言葉やボールを投げるクセがあるみたいだ。

小さい頃、キャッチボールしたの覚えてるかな?

1球目から俺が的外れなところに投げて、親父がキャッチできなかったボールを探してたら親父がどっか行っちゃったから、あれは『キャッチボール』ですらないんだけど、なぜかあの時のことを最近よく思い出すよ。

「起業だけはするな」が親父の口癖だったよね。

親父とおふくろ、両方のおじいちゃんがつくった会社が倒産したんだから無理もない。

いい会社、いい大学に入るために勉強させようと、俺を勉強部屋にこもりっきりにさせたね。

テレビもゲームもないから勉強すると思ったんだろうけど、勉強せずに本ばかり読んでいてごめん。

でも、あの時本を読む習慣ができたから、高崎高校にも入学できたし、今の俺があると思ってる。

感謝してるよ。ありがとう。

でも、群馬を出て新卒で入った上場企業は辞めちゃった。

辞めたことをずっといえなくてごめん。でも親父は知ってたんだよね。

おふくろから「お父さんぜんぶ知ってるよ。あんたが会社を辞めたことも。起業したことも」と聞いた時は驚いたよ。

親父に謝らなければならないことがもうひとつある。

親父が大動脈解離で倒れたと聞いた時、俺は安心したんだ。

次の日に講演の登壇で、初めて大人数の前で話さなきゃいけなくて緊張しまくりだったけど、そこから逃げる理由ができたと思ったんだ。

本当に情けない息子でごめん。

けっきょく講演に行ったけど、2時間話す予定が30分で話し終えてしまった。

何も話すことがない俺は、昨日親父が倒れたこと、親父のことを話したんだ。

そしたら、泣きながら聴いてる人がいたよ。

生存率の低い病から生き残り、15年も生きてくれてありがとう。

親父に上場を口走った日から、俺の意識も変わって会社の状況も一変した。

今は仲間も74人に増えて、プロテインを月5億円以上売る会社になったよ。

あと2年で上場するために今もみんなで走りまくってるよ。

俺が新卒で入った会社の株を親父がずっと買ってたとおふくろが言ってたけど、息子がつくった会社の株が株式市場で買えるなんてワクワクしないか?

上場の鐘、親父の耳に届くように力いっぱい叩くよ。

天国で株は買えないと思うけど、もしまた会えるなら、ずっと俺に投資してくれた感謝として、旅行に行って一緒にプロテインを飲みたいな。

VALX代表 只石昌幸

2020年6月4日に亡くなった只石研治にこの広告を捧げる。

 

Twitterでの反応は・・?

 

 

天国のお父さんへ向けたお手紙。

想いがこもったその内容に胸が熱くなりますよね。

きっとお父さんも見てくれていることでしょう。

 

【引用元】

https://twitter.com/kodawari_ceo/

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