アルコール依存症の父親に虐待され命を落とした8歳の少女。亡くなる前にウイスキーメーカーに送った手紙が胸に突き刺さる・・

美味しいだけではなく、気分を高揚してくれるお酒。しかし過剰に摂取してしまうと、心と体を蝕んでいく恐ろしいものとなります。

お酒によって引き起こされる『アルコール依存症』は、世界中で危険視されている薬物依存症。精神や肉体をコントロールできなくなり、次第に精神疾患を引き起こします。

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アルコール依存症が原因で特に多発しているのが、児童虐待やドメスティック・バイオレンス(DV。過剰なアルコールによって攻撃性が増した人は、身近にいる家族に手を上げることが多いのです。

なんとアメリカでは、警察が介入する家庭内問題の39%がアルコール依存症によるもの。そんな悲しい現状が伝わる、一通の手紙をご紹介します。

 

 

【虐待死した8歳の少女が、ウイスキーメーカーに送った手紙】 

ある日、アメリカの有名ウイスキーメーカーに一通の手紙が届きました。

そこには、アルコール依存症の父親に虐待され、命を落とした8歳の少女の『お願い』が綴られていたのです。

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この手紙のことは、私のパパには内緒にしてください。知ったら、怒り出すかもしれないから
私のママは、「人のことを嫌っちゃダメよ」と言うけどごめんなさい、私はあなたのことが嫌い。

お願いがあるの。私たちの人生から出て行ってください。

パパは、あなたのせいで仕事がなくなってしまった。それに、借りているお金を返すために家を売ったの。

そのせいで、私とママが食べるものを買うお金をくれなくなった。
ママは、いつも自分のご飯を私にくれた。きっと、ママもお腹がペコペコだったのに

ある日、私が自転車で転んでケガをした時、心細くてパパに一緒にいてほしかった。でもパパは、あなたと一緒にいたの。
あなたは、私の卒業式にも、ダンスの発表会にもパパを行かせてくれなかった。

パパとあなたがずっと一緒にいて、私はすごく怒ったし悲しかった。
あなたといたせいで、パパは毎日夜遅くに帰ってくるようになったのよ。

そのうち、パパはママを傷つけ始めたの。
最初はひどい言葉を言っていたけど、だんだん暴力をふるうようになっていった。

そして私たちは、近所の人の家に隠れるようになった

私が大きくなってくると、パパは私をサンドバッグのように扱った。

あなたがパパになんて言ったのか、私はわからない。
でも、あなたのせいでパパが変わってしまったことは確かよ。

ママは、昔のパパに戻ってほしいって言ってる。結婚した頃の、優しくて穏やかなパパに

お願いします。パパに近付かないでください。
私たちの幸せを返してください。

ローラより

 

 

この手紙を送った後、少女は亡くなりました。昔のような、幸せな生活を夢見たまま

アルコール依存症の親に虐待を受けた子どもは、心に大きな傷を抱えます。そして最悪の場合、この少女のように命を落としてしまうこともあります。

海外だけではなく、日本でもアルコール依存症は大きな問題となっています。対策として2014年に『アルコール健康障害対策基本法』が成立しましたが、悲しい事件が今でも多発しているのが現状です。

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家族による虐待やDV被害者は、人に相談することが難しいと言います。「いつか昔に戻ってくれるかもしれない」「周囲にも迷惑をかけるかもしれない」と思ってしまうからです。

 

もし、あなたの身近な人が苦しんでいるかもと感じたら、優しく声をかけてください。全国にある精神保健福祉センターを紹介したり、悩みを聞いたりすることで、尊い命を救うことができるかもしれません。

 

 

【引用元】

https://www.youtube.com/watch?v=v6bII0EWFJ4

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