トイレの座面が濡れていたり、座席に謎のかけらが落ちていたり、飛行機の衛生状態が不安な時があります。
先日ブリティッシュ・エアウェイズは、ロンドンのヒースロー空港からアイルランドのダブリン空港間のフライトで、機内をまったく掃除しない“掃除なし”の実験をしました(より定刻に近い時間での出発を目指すためです)。
さらに悪いことに、飛行機で提供される特定の物は、金輪際使わないほうがいい理由まで出てきました。
【飛行機のブランケットや枕は繰り返し使われている?】
最近の「Reddit」のスレッドで、元サウスウエスト航空の客室乗務員が、フライト間でブランケットや枕を交換することはほとんどないと明かしていました。つまり、その日すでに何度か使われたブランケットや枕を使う確率は、かなり高いということです。
今はすでに削除されていますが、「ブランケットや枕は、フライトの間に畳み直してキャビネットに戻すだけですよ」とコメントで書いていました。
事実、飛行機の専門家や乗務員たちは、ほとんど交換されていないので、ブランケットや枕は使わないほうがいいと言っています。
【機内食にも不安が…】
しかし、これだけではありません。Redditorは、飛行機のトレイテーブルも潔癖症の人にとっては悪夢のようなものだと言っています。機内食だけでなく別のものも口にしている可能性が高いのです。
(中略)飛行機のトレイテーブルにピーナッツを広げて食べたり、ただトレイテーブルにふれるだけでも、赤ちゃんのうんち以上のばい菌を摂取しています。
食べ物よりも、飛行機のトレイテーブルには、汚れた赤ちゃんのオムツ以上の菌がいるのを見ました。そして、もちろんトレイテーブルも、掃除をしたり消毒されたりしているのを見たことがありません。
【対策:早い時間のフライト、そして前方に座ろう】
もう少し受け入れやすそうな情報が知りたいという人には、どうすれば機内のばい菌を避けられるかをご紹介しましょう。
ひとつは、Redditユーザーによると、飛行機は朝に備品を入れ替えるそうなので、早い時間のフライトでは比較的きれいなブランケットが使える可能性が高いです。
また、飛行機の前方に近い席を取るのもいいです。客室乗務員のAnnette Longは「Business Insider」に次のように語っていました。
トレイテーブルは毎晩掃除されていると思います。ですが、雑巾は先頭の列から使い始め、最後の35列目の頃には大量のトレイテーブルを拭いています。
当然ながら、これでもダメなら、自分のブランケットや枕を持ち込みましょう。トレイテーブル、シードベルト、アームレストなど身の回りのすべての物を、除菌ティッシュなどで拭いてきれいにしましょう。
【旅行に行くときは飛行機の衛生状態も気にしよう】
また、靴とくつ下は決して脱いではいけません。ある客室乗務員によると、機内の床もおそろしく汚いそうです。ユナイテッド航空など、35~50日間に1回しか飛行機を“しっかりと掃除”しない航空会社もあります。
本当に必要な時以外は、汚れが床に残ったまま何度もフライトをしているということです(ですから、自分と同乗者のためにも、裸足になるなどもってのほかです)。
【引用元】