これから夏本番を迎えます。
夏になると再三呼びかけられるのが「熱中症予防」
「熱中症には注意して、こまめな水分補給をしましょう・・」
誰もが聞いたことあるフレーズだと思います。
しかし、その水分補給にスポーツドリンクやジュースを飲んでいると言う人がいれば考え直した方がいいです。
毎年夏になると勘違いからこのようなケースの患者さんが急増するそうです。
スポーツドリンやジュースを大量に飲むとこんな危険性があるんです!
熱中症予防にスポドリやジュースを飲むと、血糖が上がり、尿が増えます。ある所を超えると飲んだジュースより出る尿が多くなり、飲めば飲むほど脱水が進み、更に血糖が上がります。その結果昏睡してICUに入院したり、死んだり、後遺症で半身不随になったりします。月に2人はそういう人を診ています。
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
高齢の人も多いですが、20代とか若い人も診ています。良かれと思って飲んだ野菜ジュースの飲み過ぎで、半身麻痺で喋れなくなった20代の女性を診るのはとてもとても悲しいことです。元々糖尿病が無かった人でもなります。熱中症予防には水かお茶を飲みましょう。塩分がほしければ塩や梅干しを追加して。
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
塩分補給のためにスポドリがいいと言って、生死の境を彷徨うことになる人は沢山居ますが、例えばポカリスエットは、100mLあたり炭水化物 (=糖分)7g、食塩 0.12gです。ペットボトル1本なら糖35g、塩0.6gです。糖分は角砂糖9個分もあるのに対して、塩分はごく僅かな量しか入ってません。
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
ポカリスエット1本で35gの糖分を摂ると、血糖値は175mg/dLほど上がります。糖尿病のけがある程度の人が、ポカリスエット2L飲んだら、血糖値は700上がるので、元々血糖値100だったとしても血糖800になります。3L飲むと1000を超えますが、これはICU入室もので、場合によっては死ぬこともある血糖値です。
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
高血糖になっても、1型糖尿病のような、全くインスリンが出ていない人でない限り、水分をきちんととっていれば、そう簡単には死にません。血糖が上がると喉が渇くので、脱水は自分で予防できる場合が多いですが、ここで飲み物にジュースやスポドリを選んだ場合、更に血糖が上がるので、死んだりします
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
人類の歴史の中で日常的にジュース(砂糖入り飲料)を飲むようになったのはごく最近なので、そういうバグがあるようです。たまに、トマトジュースやスポーツドリンク、果汁100%ジュースならいいと思っている人がいますが、同じです。糖尿病の人が飲む場合は、毒を飲むのと同じで、自殺行為です。
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
ジュースやスポドリ大量に飲んでぶっ倒れて後遺症が残る人を日常的に診ています。冬でもいますが夏は特に増えます。ただジュースを飲まないだけで防げることなので、残念です。せめてこのツイートを目にした皆さんは脱水のときに大量にジュースを飲むのは辞めてください。私の仕事が減るので(切実)。
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
脱水予防には水かお茶(できればカフェインの入っていない:ただし糖分に対してカフェインの利尿効果は遥かに小さいので気にしなくてもよい)を飲むように勧めています。実際には無糖飲料なら何でもよく、パッケージの糖分量で判断すればいいのですが、お年寄りとかだとわからない人も居るので。
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
なおスポーツドリンクはまさに激しいスポーツをしながら飲む場合は必ずしも血糖は上がらず、というか上がった端から消費されていくので、その場合はそれほどの害はないということを申し添えておきます(というか、それが本来の使用方法で、脱水対策に飲むのは飲む人が間違ってる)。
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
Twitterでの反応は・・?
スポーツドリンクの罠はスポーツドリンクそのものが甘く喉が渇きやすいにもかかわらず手元にある飲み物がスポーツドリンクだから潤うと思い飲みつづてけしまうこと。
水で半分に割るくらいで渇いた口には丁度いい。— マッシー@(:3[権三Low] (@masshi20) 2019年6月29日
とある化学製品プラントで
夏場の休憩時間中に支給されてるスポーツドリンクをがぶ飲みして
急性糖尿病になって入院した人がいました
亡くなったという話は聞いていないのでたぶん生きているとは思いますが
怖いですね— 饅頭珈琲雷太 (@s44131) 2019年6月29日
虫歯にならないように大切に育てた子供の歯が部活等のスポドリでダメになると嘆く歯医者さん達がいます
歯科放浪中に出会った全国チェーンのオーナー先生が自らの身で糖分が虫歯の原因だと証明する実験をしておられました
歯科放浪記に詳しく書きました
スポドリは死ななくても歯に危険な飲料です
— 歯科放浪記からの抜粋ツイート (@yachin_gengaku) 2019年6月29日
麦茶+塩こそ一番なんですね
— リュウマ (@nucb10385) 2019年6月29日
私の友人がまさにそれでした。。気づいた時には階段から転げ落ちて、意識朦朧としていたとか。あと少し病院に着くのが遅かったら危なかったと言われたそうです。喉が渇いて仕方なかったのでどんどん飲み、さらに悪化していったようです。
— peopleperson0120 (@peopleperson012) 2019年6月30日
塩分濃度が下がる話ですが、普通に食事から塩分を取れていれば大丈夫だと思います。心配なら塩や梅干しで、飲料とは別に塩分を摂取すればよいです。
— 新猫舌 (@nek0jita) 2019年6月29日
去年それで高血糖になって 具合悪くなって治るまで半年かかりました
— 千都花 (@chizuka21) 2019年6月29日
血糖値が上がることにより、こんなにも恐ろしい結果になるんですね。
確かにスポドリやジュースに含まれる糖の量には驚いたことがありますが、大量に飲むことにより犯される危険性についてはよく理解していませんでした・・
これからの季節に是非とも注意しておかなければいけない知識ですね。
【引用元】