とある女性が美容室を訪れた時に遭遇した衝撃のエピソードが話題に。
突然、叫びだした女性客。何事かと思ったら、その怒り狂っている理由に胸が痛んだといいます・・・
ずっと忘れられなくて、3月〜4月の卒業・入学・入社の季節になると特にそれを思い出す。
もうずいぶん前のことだけど、今「ある境遇」にいる人達には大切なことだと思うから言っておきたい。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
10年以上前のことだけれど、地元のある美容室に行った時のこと。その美容室は従業員が沢山いる有名チェーン店。(今もある店なので名前は伏せます)
私が店を訪れ、若い男性のアシスタントさんにシャンプーをされている時、突然「帰ります!!」という女性の声が店内に響いた。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
「なにごと!?」とびっくりしたけど、シャンプー中で様子がわからない。女性の「最悪!二度と来ません!」という声と、スタッフの「落ち着いて下さい」というやり取りにドキドキしながら寝そべっているしかなかったのだけど、ふと気づくと私のシャンプーをしていた男性がいない。
— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
「あれ?どこ行っちゃったの?女性が暴れてるとか?スタッフ総動員?」と不安になる私。そこへ聞こえて来た、恐らく泣きながら大声を出す女性の声。
「あんた、高校の時私に何したか覚えてるの!?私のことさんざんイジメといて、よく何もなかったような顔してられるよね!最低!」— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
店内はもう静まり返ってしまって、従業員もみんな黙ってしまった。
顔にかけられたガーゼを取って、恐るおそる顔を上げると、女性は従業員の一人に向かって「私ずっと忘れてないから!あんたが忘れても、あんたにされたこと一生忘れないから!」と言っていた。顔を真っ赤にして。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
なんだか大変な現場に出くわしてしまったと思うと同時に、女性の気持ちと従業員の気持ちを考えてしまって、胸が痛かった。
「この春入ったスタッフ」としてアシスタントについた従業員が「昔自分をいじめていた人」だった女性。
自分の髪を触る「あいつ」に気づいた時の気持ち。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
対して、「専門学校を卒業し晴れて就職、新人として一生懸命頑張っているところへ昔いじめていた人がお客さんとしてやってきた」従業員の気持ち。
「すみませんでした…」と、声を絞り出すように謝る従業員に「許さない」と叫び続ける女性。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
女性は元々その店の常連だったのか、店長が「とりあえず従業員は奥へ行かせますから落ち着いて」と説得している。
でも女性はカット途中の髪のまま、「店長さんには悪いけど、もう二度と来ません。こいつに何をされたか、私は一生忘れません」と言って、泣きながら店を出て行った。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
叩きつけるようにお金を置いて、ひったくるようにバッグをとって、女性は行ってしまった。真っ赤になった横顔から、興奮度合いが伝わってきた。
あまりの空気に、待合室で待っていたお客さんが二人「キャンセルで」と帰ってしまった。
その後は沈黙。お通夜どころじゃない暗さ。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
店長が「お騒がせしました」と客の一人ひとりに謝って回り、なんとなくみんな察して、店内はぎこちないながらも何事もなかったかのように元に戻った。
私のシャンプーへ戻って来た男性は「すみません」と一言謝って、心の乱れそのままといった感じの、割と雑なシャンプーをした。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
女性は、さっぱりといい気分で帰るはずの場所で「忘れたいのに忘れられない記憶」を一気にぶつけられて激昂したんだと思う。
従業員は「昔のこと」と突然向き合うことになり、しかもそれが職場で人前で、もうどうしたらいいかわからなかったんだと思う。何とも言えない空気だった。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
いじめや嫌がらせはその相手を一生苦しめることになるということ。
女性の気持ちを思うと本当に胸が痛みます。
そして、時がたちいじめていた人も大人になっていたとしてもいじめていたという事実が塗り変わることはありません。今回のエピソードのように巡り巡って罰が下るということも覚えておいて欲しいですね。
【引用元】